AppleがUSBを搭載へ

Mar 07, 2024

同社は、EUでは独自のLightningポートからUSB標準に切り替える以外に選択肢はないと述べている

欧州規制当局が2年以内にすべてのスマートフォンに標準でUSB充電を搭載すべきと決定したことを受け、AppleはiPhoneからLightningコネクタを廃止する予定であることを同社が認めた。

EU の新しい規則では、2024 年秋以降に販売されるすべての携帯電話の充電ポートに USB-C コネクタを使用することが義務付けられています。 楕円形のプラグは、電子書籍リーダー、ゲーム機、ラップトップ、およびほとんどの新しい Android スマートフォンなどの他の家電製品ではすでに標準となっています。

Apple はすでに製品ラインの多くをこの標準規格に切り替えており、同じケーブルで最大 240W の電力と 40Gbps のデータを送信できます。 充電に USB-C を使用した最初のラップトップは 2015 年の 12 インチ MacBook でしたが、iPad は 2018 年に Lightning コネクタからの切り替えを開始しました。

しかし同社は、「1種類のコネクタのみを義務付ける厳格な規制はイノベーションを促進するどころか抑制し、ひいてはヨーロッパや世界中の消費者に損害を与える」として、携帯電話を標準規格に切り替えるという要求に反発していた。

Lightning コネクタの擁護者は、その小型化と、世界中のユーザーが所有する Lightning ベースのアダプタやアクセサリの膨大な数を挙げています。 廃棄される電子機器を減らすことが規制の目的とされているにもかかわらず、これらのケーブルを交換する必要があると、電子機器廃棄物の急増につながる可能性があります。

現在、Appleのマーケティング責任者であるグレッグ・“ジョズ”・ジョズウィアック氏は、同社は敗北を認めていると述べた。 同氏はカリフォルニアで開催された技術カンファレンスで「当然、我々は従わなければならないが、選択の余地はない」と語った。

しかし、同氏は「政府がそこまで規範的でないほうが環境的にも顧客にとっても良いことだろう」と主張した。

TechScape にサインアップする

アレックス・ハーンが毎週、テクノロジーが私たちの生活をどのように形作っているのかを掘り下げます

ニュースレタープロモーション後

ジョスウィアック氏は、タイミングや同社がUSB-C iPhoneをEU独占にしようとするかどうかについての質問に答えることを拒否した。 しかし、同社のiPhoneの年間発売スケジュールを考慮すると、2023年9月に予想されるiPhone 15か、2024年9月に予想されるその後継機種のいずれかがこのコネクタを最初に搭載することになる可能性が高い。 「ヨーロッパの顧客にとってタイミングを決めるのはヨーロッパ人です」とジョズウィアク氏は付け加えた。