イタリア生産への圧力が高まる中、ステランティスが2台のEVを発表

Sep 12, 2023

ステランティスは火曜日、フィアット 600eを発表した。

ステランティスは、フィアット本国での生産と雇用を守るよう地元政治家からの圧力が高まる中、イタリアで２台の新型電気自動車を発表した。

同社は火曜日、トリノの工場でバッテリー駆動のフィアット・ニュー600EVと1930年代の軽自動車トポリーノの電気改良版を発表した。

車はそれぞれモロッコとポーランドの工場で生産される。 New 600eの価格は35,950ユーロ（39,167ドル）から、Topolinoの価格は9,890ユーロからです。

ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者（CEO）は、イタリアとフランスの政府が内燃機関からの移行で危機にさらされている地元産業を保護しようとしている中、厳格なコスト削減を含めてステランティスの産業基盤を徹底的に見直している。

労働組合は、トイレの詰まりや草が刈られていないことを理由に、ステランティスが工場の維持に十分な投資をしていないと不満を述べている。

ステランティスは今年、イタリアで電気自動車とプラグインハイブリッドモデルを生産するための工場を再編するため、イタリアの従業員の約4.3％に相当する最大2000人の人員削減を計画している。

フィアット トポリーノ。

「ステランティスはここイタリアに深く根ざしており、そこには輝かしい過去、力強い現在、エキサイティングな未来があります」とジョン・エルカン会長はトリノでの就任式で述べた。

エルカン氏はテルモリに建設されるギガファクトリーを挙げ、イタリアの歴史あるミラフィオーリ工場が材料リサイクルの鍵となり、同社のバッテリーハブにおける「大企業」になるだろうと付け加えた。

それでもイタリア当局は、EVへの移行で必要な労働者が大幅に減るのではないかとの懸念から、ステランティスに対し地元工場の稼働を維持するよう圧力を強めている。

アドルフォ・ウルソ産業大臣は先月、フランスでのステランティスの生産高増加を引き合いに出し、同国にはEV需要の高まりに別の量販自動車メーカーが対応する余地さえあると述べた。

イタリアの日刊紙ラ・レプッブリカによると、タバレス氏はステランティスのイタリアでの事業について話し合うため、来週月曜日にローマでウルソ氏と会談する予定だという。

イタリアの自動車ロビー団体は、イタリアが影響力を高めるためにステランティスに投資すべきだと示唆したが、ジャンカルロ・ジョルジェッティ財務大臣は6月初めのブルームバーグのイタリア資本市場フォーラムでこの考えを一蹴した。

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